2017/02/12

アンバンドルされた世界でいち消費者が自転車店に望むこと(1)

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最近私が有用と思っている考え方のフレームとして、

  • バンドル(抱き合わせ)
  • アンバンドル(ばら売り)
という区別があります。

バンドルの典型例は結婚。結婚は広い意味での契約の一種ですが、これをするかどうかによって、子どもの地位、税金、社会保障、相続といった広い範囲の運命がセットで決まります。

これらが一体であることに実はあんまり必然性はなく、国によっても現にかなりの差があるのですが、一度決まったことは強固に人生を支配するため、人はこれに「ロックイン」(捕らわれる)されることになります。

バンドルされたものの価値が大きければおおきいほど、それを解消することも困難になります(得している方が嫌がるので)。

離婚において様々な名目でかなりのお金が払われることが多いのですが、それは、このようなセット販売に由来するところが多いのですね。

この反対が、ばら売り。結婚との関係で言えば、クリーニングを考えてみましょう。これまで家族で内製していた洗濯のような家事仕事を切り出して個別に提供するサービスは、これ以外にも多数生まれてきています。

ばら売りであるがために、1個1個の約束にかかってくる価値はそこまで大きくありません。「欲しいものを欲しいだけ」の世界。

将来これ以上買わない(関係を継続しない)ことに解約金みたいなのが生じることは基本的にありません。

私は、この違いを「定食文化」「アラカルト文化」と表現したりします。

日本に暮らしていると、レストランとかでかならずセットメニューがあるのですが、UKではそういうのがない店の方が多い。

世界の国々、社会ごとに、なぜここがバンドルされているのか、他方がアンバンドルされているのか、見ていると興味深い違いがあります。

私が見た限り、日本の社会はいろいろな場面でバンドルの度合いが高い。たとえば正社員という制度も同様。社会保障その他がかなり高度に統合されているからこそ、そうでない人たちとの格差がここまで目立ち、もはや身分とまで称されるようになっています。

他方で、日本において他国と比較してアンバンドルされていて面白いなと思うのは食料品を中心とする小売り。

自動車というモビリティが普及しているからでしょうか、チラシにおける小さな価格の差を捉えてショップアラウンド(ハシゴ)をする人は昔からいましたよね。1つの店にロックインする程度は低いように思います。都市部であればコンビニも自由に選べます。これに拍車をかけているのがご承知ネットショッピング。

UKではそこまで便利ではないですね・・・

さて、今回の話題は、自転車を使うときに、いち消費者の私自身が、こんなサービス・売り方であったら嬉しいな!という内容。これを、「バンドル」「アンバンドル」という基準を使ってちょっと考えて見ようと思いました。

ちょっと複数回に分けます。

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