2016/03/24

【これは】あるlawyerたちの会話【フィクションです】

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セントラル・ロンドンのどこか。伝統ある法曹院。

法廷弁護士たちの夕食の儀式が行われるバンケットホールで、パーティーが開かれていた。

その一角、あるテーブルに偶然居合わせた5人。ベルギー人2名、アメリカ人、スイス人そして日本人。

食事もおおむね平らげ、話題も一巡したころ。こんな時に絶好のネタは、洋の東西を問わず、スポーツ。

ベルギー人(F):(唐突に)ねえねえ、今日のDwars door Vlaanderenの結果見た?
ベルギー人(M):いや見てないね。
日本人:ベルギーの選手が勝ったってニュースで見たけど。
ベルギー人(F):(身を乗り出して)ええそうなの?誰?どんなレースだった?最後はどんな感じだったの?
日本人:(えっそんなに食いつかれるの?)いやそこまではちゃんと・・・
ベルギー人(F):なんだ残念。ロードレースみるならこれこれこんなチャンネルがあって、ベルギーからしか見られないかもしれないけどここでは無理かしらね。私が見ているのは(以下数分独演)

アメリカ人:日本で一番人気があるスポーツは野球って聞いたけど。
日本人:そうだね。私はあんまり詳しくないけど。
アメリカ人:そうなんだ。日本のレベルの高さはアメリカでも有名だよ。子どもの好きなプレイヤーでイチロースズキはいつも常連だね。君の国ではどうだい?
スイス人:やっぱりフットボールかな。
ベルギー人(M):同じ。次はテニスじゃないかなあ。
ベルギー人(F):ハァ?サイクリングに決まってるでしょ!
ベルギー人(M):いや絶対テニスでしょ、悪いけど。
日本人:ウィンブルドンと被ったせいでツール・ド・フランスの視聴率ががた落ちっていう実証研究を読んだことがあるよ。
ベルギー人(F):あなたサイクリストって言ってたくせに、なにテニスの肩持ってるのよ。絶対サイクリングのほうが人気があるわ。少なくとも私はそうよ。私が好きなのは Van Avermaet(以下再び独演)

ベルギー人(M):テニスといえばシャラポワの違反。
アメリカ人:ちょっと前までは違反ではなかったわけだし、パフォーマンスを上げる効果があるならみんなやってたと思うな。
ベルギー人(F):たとえ違反でないとしても、そんなパフォーマンスアップの薬物が横行しているのはスポーツとしていかがかと思うわ。
スイス人:スポーツに限った話ではないね。学生が試験勉強のために覚醒剤とかのドラッグをやるってのはよく聞く話だ。
ベルギー人(F)、ベルギー人(M)、アメリカ人:(頷く)
日本人:(えっそうなの・・・)
ベルギー人(M):違法薬物はともかく、ルールがそれを許容していた以上、リーガルには問題ないし、非難もできない。あとは本人の選択だ。
スイス人:まあ、ロシアってのはあるけどね。
一同:

日本人:これはちょっとセンシティブかもしれないけど、いわゆるメカニカルドーピング。これどう思う。
アメリカ人、スイス人:ちょっと待って、何それ。
ベルギー人(F):うちの国の女性選手が、世界選手権で自転車にモーターを仕込んでたのが見つかったのよ。
アメリカ人:(爆笑)
ベルギー人(M):んで結局厳罰は免れないってんで自主廃業しちゃったんだよね。まあやむを得ないと思うけどね。
日本人:さっき自分の選択っていう話があったけど、実際の所、19歳の女の子が自主的にやったと思う?
ベルギー人(F):そこは私も気にしてる。ほんの数ヶ月の差で未成年か成年かが分かれてしまった。未成年ならおそらく結果は全然違ったと思うけど、実際の所、今だって本人が積極的にやったとは思えないわ。
アメリカ人:そう?詳しい事情はよく分からないけど、うちならありそうな話だ。
ベルギー人(M):確かに、なんか家族もちょっと怪しそうな感じではあった。
ベルギー人(F):バイクが見つかった以上、結果としてはやむを得ないとは思うけど、あんな若い子が最初に見つかるってのはとても後味悪いことになっちゃったわね。
ああ楽しかった。

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