2016/02/04

ツール・ド・フランスのTV視聴に影響する要素はステージ構成【実証研究みっけ】

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Van Reeth, Daam. “TV Demand for the Tour de France: The Importance of Stage Characteristics versus Outcome Uncertainty, Patriotism, and Doping.” International Journal of Sport Finance 8, no. 1 (February 2013): 39–60.

サイクルロードレースのドーピングに関する論文を漁っていたところ、副産物として、こんな論文を見つけました。

ツール・ド・フランスのテレビ視聴は、いったいどういう要素と相関関係があるか、という内容。


私は統計に関する知見がないので、ざっと評価を流し読みしただけですが、次のような結論が導かれていました。

使用されたのはベルギーのフランドル地方の視聴データ。

  • まずもってステージの特徴が視聴にプラスの影響を与える。
    • 難関山岳では特に平均視聴(ロードレース「ファン」の数を反映)おいて41.9%の増加が見られる。
    • そうでない山脈では18.3%の増加。アルプスピレネーの影響がかなり大きい。
    • 休日の伸びも大きい。
  • TTステージはかなりマイナスの影響を与える。特にTTTは-32.6%の減少。
  • また、視聴者の属性に関係する要素、例えばベルギー人の勝利については15%の増加をもたらした。
  • ドーピングについては、長期的に、特に最大瞬間視聴(ロードレースファンのみならず、偶然見た人も含む興味の総数を表す)に減少をもたらした。
こんなところです。

私の理解が正しいか、自信がないので、端的に表を引用させてもらいます。本文にご関心がある方は探してみて下さい。

(上掲・53~54ページ)
最大瞬間視聴は、ロードレースファン以外のライトな層も含まれていることから、ここの減少は長期的なインパクトに繋がるという指摘。なるほど確かに。

日本の放送の場合、JsportsとNHKあたりがデータを持っていそうですが、前者のデータはライト層を捉え切れていれません。近頃はじまったNHKのまいにちツールドフランスを使った同種の研究をやると(可能ですよね?)いろいろ示唆がありそうです。

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