2016/01/06

日本人には理解しにくい「冬用タイヤ」の必要性

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暗くてじめじめの冬

皆さんは日頃どんなタイヤを使われていますか?

私の見て回る限り、日本では、タイヤのアップグレードはとてもコストパフォーマンスが高いと認識されているように思います。

特にクリンチャータイヤであれば、各ブランドのハイエンドでも1万前後で買えることから、完成車からのステップアップとして、各ブランドのフラッグシップシリーズ、例えば

  • Continental GP4000
  • Michelin Pro 4
  • Vittoria Corsa
  • Panaracer Race
などを使われている人が多いのではないかと思います。

そして、一度これらのタイヤに履き替えたら、季節を問わずこのタイヤを使われる方が多いのではないでしょうか。

私もそうでした。ところが、イギリスではそうは行かなかったのです。

イギリスの冬、高級タイヤは使うべからず!

イギリスに来たのは2014年の秋、そのときはIRCのチューブレスタイヤを使っていたのですが、その冬になるとパンクが頻発。

友人から、「こんな高級なタイヤを冬に使うのは間違ってるよ」と言われてしまいました。

イギリスに限らず、ヨーロッパでは、冬になるとタイヤを冬用タイヤに履き替えるのが普通です。とはいっても、積雪や路面凍結のためではありません。なんてことはない気温でも、冬用タイヤは必要不可欠なのです。

理由は、雨と路面のゴミ。そうです、冬用タイヤ=パンク耐性が高いタイヤ、なのです。

ヨーロッパ、とくにイギリスの冬は雨が多く、その雨は泥、砂利、落ち葉などを道の外から運んできます。

ところが、この雨は、路面のゴミを洗い流すほど大量には降りません。

よって、路上には、多くのゴミが残された状態になってしまうのです。

また、湿り気のために、タイヤがゴミを拾いやすく、またゴミがタイヤに付いたままになって、回転する間にタイヤを傷つけてしまうのです。

どこかで、ある自転車チームが、タイヤに付いたゴミをチェーンで常に払い落とすことでパンクを防止する仕組みを導入していました。確かに効果がありそうに思えます。

日本の冬、特に晴れの日が多い太平洋側では、以上の条件はほとんど当てはまりません。
夏も雨は降りますが、その量で一気にゴミも流してしまいますし、一度晴れれば気温のため結構早く乾いてしまいます。

冬用タイヤってのは、日本では不必要な商品なのかもしれませんね。

ちなみに、私がメインで使っているのはContinentalのGatorskinです。

でも、泥や砂利でそんなにパンクするのでしょうか?

ところが・・・このようにパンク耐性が高いとされるタイヤを使っても、私はこの冬になって既に4回パンクを経験しています。しかもロンドンの町中で。

確かに砂利があるところもありますが、そこまで多くはありません。

この理由は、ガラス片。

イギリスのビールは今でも瓶で売られています。これらの瓶がポイ捨てされ、自動車に粉々に砕かれて大量のガラス片が路上に飛び散っているのです。

そして冬。

そうです、飲み会シーズンです。

多くの酔っ払いが路上に溢れるクリスマス休暇、路上には大量の「まきびし」が撒かれることに。
しかも年末のため、ロードスイーパーも休みがち。

はやく春にならないかな、と思う日々なのでした。

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