2016/01/29

どうして現代的ストレスは人を太らせるのか、そしてその対策とは【海外記事紹介】

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Fiduciaryに関する話を書いていたのですが、ちょっと面白かったのでご紹介します。
この種の人間の生理に関するバックグラウンドはないのですが、分かりやすい記事でした。

どうして現代的ストレスは人を太らせるのか?

ストレスがかかった場合、人の脳はFight or Flight - 戦うか逃げるかの反応 - を起こします。

すなわち、差し迫った状況では、脳がアドレナリン等の物質を分泌し、一瞬で戦うか逃げるか、選択を迫るのです。

この物質は、筋肉を興奮させ、筋肉中のグルコースを燃焼させて高いエネルギーを発揮させます。
The process is called the HPA axis (hypothalamic-pituitary-adrenal axis), and when your brain detects a threat it sends a message straight to the adrenal glands, which in a split-second releases a flood of adrenaline, noradrenaline and cortisol. This gets pumped around your body, pepping everything up so you can either fight hard or run fast.
Read more at http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest-news/why-stress-can-make-you-fat-and-what-to-do-about-it-33580#xAUIVRqWVeDysDhS.99
以上の反応については、多くの方がいろいろな局面で実感されていると思います。

これは生物の進化に由来しており、典型的には、外敵と戦う/逃げるという物理的な運動をすることが予定されています。

そこで、ここで激しい運動をした場合には、筋肉が損傷しますが、ここで成長ホルモンが分泌され、適切な栄養を取れば、筋肉が成長する・・・というのはよく知られているトレーニングの話。

現代的ストレス-長期間、運動を伴わない低強度のストレスに晒され続ける

Overall, normal fight or flight is a health-boosting process, but the response to chronic stress is slightly different, and it’s definitely not healthy. Glucose release happens in the same way in response to chronic stress, but fat is spared and more amino acids are taken from muscle tissue instead.
Read more at http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest-news/why-stress-can-make-you-fat-and-what-to-do-about-it-33580#xAUIVRqWVeDysDhS.99
問題は、人間の脳が長い進化で獲得した反応は、直接的な生命身体の危機と、現代的なストレスを区別できないこと。

現代的ストレスにさらされた場合にも、脳は同様の反応をしますが、ここで異なるのは、脂肪は蓄積され、筋肉の方からエネルギーを抽出してしまうこと。

そして、運動を伴わないため、筋肉の損傷+修復のプロセスもありません。

さらには、ストレスは空腹感を増大させ、高いカロリーの食べ物への欲求を高める、と。

And there’s more bad news. Chronic stress without the release of physical activity causes a sharp rise in cortisol levels, which can change our physiology, especially in relation to hunger and cravings. Cortisol increases hunger and promotes the desire for high-calorie foods. It can also cause muscle tissue to be lost from arms and legs, and fat to be stored in the abdomen, which is a major health concern.
Read more at http://www.cyclingweekly.co.uk/news/latest-news/why-stress-can-make-you-fat-and-what-to-do-about-it-33580#xAUIVRqWVeDysDhS.99

解法=高強度の運動と栄養、十分な睡眠

これに対する解法はシンプルで、記事では、普通のFight - Flight反応の時と同様、短時間でも激しい運動をすればいい、と提案しています。
そして、適切な栄養を取り、睡眠時間を確保する。

これにより、本来通りのプロセスが取り戻され、「ストレス太り」へのサイクルに入ることを阻止できる。

なるほど。

もっとも、ストレスがかかった段階で運動をすること自体が大変

ただ、この理屈は分かるのですが、一般に、現代的ストレスを受け続けている環境では、短時間でも運動をするというのは難しい。

多くの人が、運動をする気力なんてないよ!と言われると思います。多分私もそうでした。

過去形なのは、今は比較的余裕があるからです。

UKに来て思ったのが-おそらくNYなどもそうなのでしょうが、常に現代的ストレスに晒されているビジネス街の住人のほうが、ジムに通う率が高いということ。

一度トレーニングを初めてしまえば、その効果はある程度実感できる。それが口コミで広がって、そういう行動が一般的になっているように感じます。

日本ではどうか。

うーん・・・そういう人もいますが、そこまでメジャーじゃない印象ですね。感覚だけですが。

公共政策、特に医療費との関係で、これは何らかの形で政府がサポートしていい話のようにも思えます。直接的な支援はなかなか難しいにしても、Nudgeの方法を利用して誘導するとか。

YoutubeでCircuit TrainingとかHIITとか入れればいろいろ見つかりますが、あまりメジャーでない。
最近流行のサーキットトレーニングHICTをやってみた | Steel City Runner






国民的にメジャーなものとしては、ラジオ体操。効能は相応にあると思いますが、あれはもう何十年も前のものなんですよね。

最新の知見を取り入れた、国民体操的な何かがあってもいいのかと、ぼんやり思ったのでした。

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