2015/08/05

コンポーネント差し替えによる主観的な効用の変化/特にシフティング(ギアチェンジ)について

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UKに来てから、斜度の変化が頻繁な丘陵地帯を中心に乗ることが多ので、周囲に平地しかなかった都内在住時代と比べ、シフターの重要性は比較になりません。

私がロードに乗り始めたのは2008年、初代は5600系105で組まれたピナレロFP2でした。ベタですね。

その後、フレーム/コンポーネントを差し替えつつ、次のような遍歴を辿ってきました。
  1. 5600系105 (譲渡済)
  2. 6700系Ultegra (譲渡済)
  3. 2013年 Super Record (日本に残す)
  4. 2014年 Chorus モデルチェンジ前 (現役)
とりあえず上位機種に挑む→最上位でなくてもいいんじゃね というありがちな流れです。

シマノ 5600系105→6700系Ultegra

個人的に一番変化が大きかったのは1→2です。

元々Ultegraに差し替えたのも、友人が使用していた6600系のなめらかさに感激したのが第一の理由。また、6700系からシフターに存在した「触覚」がなくなったのも大きかったです。

変速ショックが極めて軽く、なるほどこれが上位機種かと感心した記憶があります。
もっとも、今思い返せば、最初の5600系105の頃は、知識も経験もなく、インデックス等の細かな調整を怠っていた嫌いがあり、ややアンフェアな評価かもしれません。

思い出以上の客観的な評価はもはや不可能。
6700系は都合3つのフレームに搭載しました。
FP2→Wilier Imperiale→Level Prestige

6700系Ultegra→2013年 Super Record

結構長い期間6700系を利用していたのですが、2013年、当時のカーボンフレーム (Wilier Imperiale) に思い切ってSuper Recordを付けてみることに。

カンパ系については、友人に触らせてもらった際、2つのレバーのうち親指で押し込むという動作に違和感がありました。

具体的には、人差し指または中指によって全ての操作が可能なシマノに比べ、親指で押し込む際に、手のひらがブラケットから浮く印象。

上半身がブレブレ・不安定で、ハンドルを強く握りたい初心者的には、やや不安感があったのかもしれません。

もっとも、6700系Ultegraのブラケットは非常に太く、手の大きめな私にとっても、やや野暮ったい印象がありました。これに対してカンパ系のスラッとしたブラケット/レバーは今見ても競合三社のなかで最も美しいと感じます。

今は寂しく休眠中。
少しは見合うライダーになっただろうか・・・?

カンパの変速「ショック」≠シフトが渋い

さて、一般に「無音」「Silky Smooth」等の形容詞が当てはまるシマノコンポに対し、やはりカンパは変速に伴い様々な自己主張を行います。

ここで「変速ショック」と言ってしまうのはそれはそれで正しいと思いますが、これはきちんとセットアップされていない場合のように、
  • ギアが入らない
  • 入るまで渋い
というのとは異なります。

例えとして適切かは分かりませんが、
  • 野球の捕手のミットの中にボールが「バシッ」と音を立てて入る感じ
  • ゴルフボールがホールのど真ん中に「スコーン」とチップインする感じ
というように、きれいに決まった感があります。この感覚を生じさせるように狙ってパーツを組み合わせているのでしょうか。

シフターの操作性

について。当初は違和感があった親指シフトも、指のストロークはシマノより小さく済むことが多く、重宝します。特にUltra Shiftの機構は、斜度が次々変化する丘陵地帯では非常に有り難い。

よくあるのが、急坂をインナーローに近いギアで登ったあと、突然同じくらいの斜度の下りが現れ、また数十秒後同様の登りが現れる場面。

インナーとアウターを切り替えるのならなおさら、そうでなくても多段のシフトアップはを多用する局面において、複数回のタップが必要なシマノにはないメリットがあります。

2015年TDFでは、シマノコンポ、特にDi2が圧倒的なシェアを誇っていましたが、逆の視点から見れば、微調整可能な多段シフトを備えたDi2と、機械式では、後者を選択する理由がない。むしろディスアドヴァンテージであるとも言えます。

もっとも、SkyがDi2を使う一方で、Wiggins様は実質Skyのバックアップがあるにもかかわらず、SRAMコンポを使用。
彼はDi2にあまりいい印象を持っていないというのはよく言われています(Road.cc)
都内に住んでいたころはこのような状況はほとんど無く、シフトチェンジを秒単位で行うということは滅多にありませんでした。この点のメリットは経験しなければ意識しなかったと思います。

Super RecordとChorusの比較

6700系Ultegraは、Super Record導入後もLevel Prestigeで使用していたのですが、引っ越しに伴う機材整理のため、コンポーネントをカンパに一元化することを決意。2014年夏にChorusを導入しました。

これもよく言われることですが、カンパはグレード間の性能差をあまり感じません。ただし、やはり変速に伴う「自己主張」は少し異なる。

非常に感覚的な言い方ですが、Super Recordのシフター内部のスプリングから伝わる感覚は、少しウェットな印象がある一方、Chorusのそれは、もう少し乾いた感覚があります。手に戻ってくる反動の「品がいい」、というのが敢えて言えばの違いでしょうか。

・・・それだけのためにこの価格差、というのは人それぞれだとは思います。

私自身としては、今後バイクを買い換えるにしても、セカンドグレード以下でいいかな、という思いを持っています。

特にこちらの道路環境 - 特に冬期、雨が多く、道路状況も悪い - において、トップグレードのコンポーネントを使うことはやはり忍びない。なるべく多く、距離を伸ばしたいと考えるのであれば、一張羅のトップグレードはかえって適切ではないな、と思ったのでした。

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