2015/07/10

2015年7月9日、ロンドンはストの炎に包まれた!

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

地下鉄は止まり、バスは進まず、全ての公共交通が死滅したかのように見えた。だが、自転車は死滅していなかった!

という本当の話。

Tube and train strikes: Commuters face travel disruption (BBC)

7月8日夕方から、9日夜にかけて、ロンドン地下鉄は13年ぶりの全面ストライキに突入。

←完全停止する地下鉄



ロンドン市内は阿鼻叫喚。

バスは大量の自家用車に阻まれ、タクシーは捕まらず、公共交通はほぼ麻痺していたといっていいでしょう。

ここで底力を発揮したのが自転車。多くの通勤者が、自転車を利用し、渋滞を回避しつつ職場に向かっていく様子が見られました。
※もっとも、渋滞の間をすり抜ける人も多く、ちょっとハラハラするところもありました。


ロンドンは、その歴史的経緯から道路の幅が狭く、しかも路上駐車も多いため、渋滞への耐性はさほど高くありません。

しかも、多くの箇所で、わざわざ自動車の速度を落とすための障害まで用意されています。


当然、公共レンタサイクルサービス"SANTANDER CYCLES"も大人気。

これはスマートフォンによるバイクステーション検索サービス。

ロンドンのレンタサイクルは、無人バイクステーションから借り出し、別のバイクステーションに返却するサービス。

借りるバイクがなければ借りれませんし、返すスロットが空いてなければ返すことができません。

そこで、このようなスマートフォンアプリで、バイクのあるステーション/空きのあるステーションを表示できる仕組みが整備されています。

これはバイクのあるステーションを表示する画面。赤は使用可能台数が少ないか存在しないステーション、青は十分にあるステーションです。

※裏返せば、青には返却しにくいということになります。返却できずに時間が過ぎると超過料金を取られます。
実際、借りるよりも返す方が難しいこともしばしば。

このように、ものの見事にドーナツ状になっています。ここまであからさまなのは見たことがありません。




ロンドン東側郊外のステーション。空っぽ。














東日本大震災の際にも話題になりましたが、自転車はそれ自体燃料を要さず、また渋滞にも耐性があるため、今日のようなストライキ下においても、相応のパフォーマンスを発揮します。
もっとも、雨風雪には弱いですが・・・

公共交通政策を考える上で、このタフさは高く評価されるべきであるように思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿