2015/07/11

日本はご老人が自転車を日常的に使う国

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自転車「危険行為」95件 目立つ高齢者 兵庫、道交法改正1カ月

という記事を目にしました。
日本の自転車政策を考える上で、ご老人がかなり日常的に自転車を利用しているという点は、絶対に無視できない要素です。

現在進行中の自動車の車道走行の徹底について、私は過渡期として必要と思っていますが、両手を挙げて支持するのを躊躇する理由に、この点があります。物理的に分離していない以上、どこかで事故は起こる。勿論、道路交通法でもご老人については歩道通行は認められていますが、それは徐行を前提。ある程度スピードを出したいのであれば、車道通行を要します。

現在、65歳以上と定義される高齢者の人口は総人口の26パーセント(統計局)。しかし、事故の割合はこれより圧倒的に高いのが実情です。

平成27年5月の交通事故統計(警察庁)によれば、平成27年5月末までの全死亡事故における高齢者の占める割合は52.7%。

そして、自動車乗車中の死亡事故について、全年齢層(全524件・5月末・以下同様)に対して高齢者(233件)が占める割合は44.5%であるのに対し、自転車乗車中の死亡事故は、全242件中147件の60.7%が高齢者によるもの。

ただし、最も多いのは歩行中の死亡事故で、全580件中402件が高齢者の事故であり、69.3%を占めています。歩行中の事故件数が割合を引き上げているのは事実ですが、自転車死亡事の割合も、総人口比と比べてかなり多いことが分かります。

また、この自転車事故が死亡事故に占める割合は、やや増加傾向にあるように見えます。

(平成27年5月の交通事故統計より・囲いは筆者)


この原因としていろいろと考えられます。単に能力の低下によるものが多い反面、記事のように、違反行為等に由来するものも多いのでしょうか。このあたりは憶測の域を出ません。時間があれば詳しい資料を調べてみたいものです。

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