2015/06/03

自転車の泥はね運転も罰金の対象です

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6月1日から自転車運転者講習にかかる道路交通法の規定が施行されるとともに、警察の取り組みもかなり強化された模様。

自転車運転講習の受講を命じられるのは、14類型の危険行為を反復しておこなった場合。この14行為については、様々なメディアで広く紹介されているところです。

しかし、当然ですが、道路交通法が自転車の運転者に命じている行為はこれだけではありません。例えば、道路交通法71条は、運転者の遵守事項として、様々な内容を定めています。

今回取り上げるのは第1号。

(運転者の遵守事項)
第七十一条  車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
  • 一  ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。十一号)
ぬかるみ又は水たまりを走行するときには、泥や汚水等を飛び散らせて他人に迷惑をかけないように、という内容です。その方法として、泥よけを付ける、あるいは徐行するといった方法が示されています。

※この汚水とはなにかという論点があったように記憶していますが、手元に文献がなく確認できません。うろ覚えですが、雨水は当然に含まれる議論であったように思われます。ここは留保させて下さい。

罰則は120条に定められており、5万円以下の罰金。過失犯処罰規定はありません。

さて、ここまでご覧になれば多くの方はお気づきになると思いますが、 多くのスポーツバイクには泥よけが取付けられないことが多い。これはどのように扱われるのでしょうか。

結論から言うと、晴天日の道路など、水はねの余地がない場合には、特に問題は生じません。
しかし、雨天時の市街地を運転する場合はこの規定に違反したとされる可能性が高いと考えられます。

近時の所謂ゲリラ豪雨をイメージしていただければ分かるとおり、日本の雨は、短時間に大量の降水量を伴うため、一時的に道路のほぼ全てが水たまりと同様の状況になることが多い。

そのような中で、泥よけのない自転車を走らせたら、後方及び側方に豪快に水を跳ねることになります。歩行者がいる道路でこの行為に到った場合、本規定に違反したとされる可能性が高いと思われます。

もっとも、これはあくまで水はねを禁止する規定であり、泥よけがないこと自体を取り締まる根拠にはなりません。十分に徐行して迷惑をかけないように走行すれば、泥よけがないこと自体は問題にはできないと考えられます。

とはいえ、泥よけの有無は水はねの程度に大きく関係するため、雨が予想される場合は、十分留意すべきでしょう。

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