2015/06/23

東京 Re

講習等にかかる道交法の改正法が施行されてから初めて東京に帰還。簡単な印象。
  1. 普通に傘差し運転
    初日は雨だったのですがかなりの人が傘差し運転
  2. 歩道通行もそこそこ
    歩道通行者も引き続き多く見られますが、これまでおよそ車道通行をしていなかったような方(例えばママチャリの主婦層)が車道通行を始めている様子がある。
  3. 逆走は顕著に減ったように思える
という感じですね。
#aminocyloの追補を夏コミにあわせてここにアップしようか検討中です。

2015/06/20

スポーツ用自転車の取扱いに注意-構造と使用方法をよく理解しましょう-(国民生活センター)

本件については様々なメディアで取り上げられていますが、要するに、スポーツ用自転車については通常の自転車以上にきちんとした整備点検をしなければ、重大な事故に繋がる不具合が放置されることになるので気をつけてねという内容。
記載されている一般論自体は、何ら不当な内容ではなく、実際に日々スポーツ自転車を利用している身からしても、首肯できる内容のように思えます。

報告書本文には、次のような記載も見られます。

前ホーク及びハンドルの構造に関するもの
【事例 1】 息子が自転車で走行中、突然、前ホークが外れ、前車輪が脱落。息子は両膝などに大けが をした。販売店は責任を認めず不満。 (2010 年 5 月受付、被害者:神奈川県、10 歳代、男性)
【事例 2】 高額なスポーツタイプの自転車のハンドルの締め付けが緩かったため、購入して 2 日目に 息子が左手首を骨折した。補償して欲しい。 (2013 年 5 月受付、被害者:神奈川県、10 歳代、男性)
【事例 3】 競技用自転車で山道を走行中に、自転車のカーボン製の前ホークが突如、両サイド折れて しまい、大けがをした。(2014 年 12 月受付、被害者:佐賀県、20 歳代、男性)

事例2についてはよく分かる話。販売店がここをいい加減にしていたのであれば大変問題であるように思えます。

また、事例1に関しては、引き続く箇所において、アヘッドステム及びインテグラルヘッドセットの装着が不備である場合に、ヘッドセットのベアリングのがたつきがフォークの破損を生じさせる現象が実験により再現されており、大変参考になります。時々ハンドルの高さを変えることがありますが、そこでの締め付けが不備の場合にこのような問題が生じうるということ。怖いですね。

もっとも、事例3についてはよく分かりません。2014年でも未だこのような自体が生じるのでしょうか。報告書本文でもこれについての検証等はされていません。事例1、2と異なって消費者側が点検で対応することはなかなか困難であるように思われるので、さらなる情報提供が欲しいところです。

個人的に気になっているのは、やはり販売店側の対応です。以前、ある販売店で、そこそこ体重のありそうなお客さんがカーボンのサドルレールを破損したといって自転車を持ち込まれたのを目にしました。以前Know Your Customerという記事にも記載しましたが、販売店側としては、お客さんの特性を理解し、その体格/整備知識にあった商品を販売し、知識が不足しているのであれば適切にそれを補うことが契約責任の一環として求められるように思われます。

この報告書は、一見お客さん向けのように思われますが、実際には販売店・メーカーに警鐘を鳴らしていると読むほうがしっくりくるように思えたのでした。


2015/06/03

自転車の泥はね運転も罰金の対象です

6月1日から自転車運転者講習にかかる道路交通法の規定が施行されるとともに、警察の取り組みもかなり強化された模様。

自転車運転講習の受講を命じられるのは、14類型の危険行為を反復しておこなった場合。この14行為については、様々なメディアで広く紹介されているところです。

しかし、当然ですが、道路交通法が自転車の運転者に命じている行為はこれだけではありません。例えば、道路交通法71条は、運転者の遵守事項として、様々な内容を定めています。

今回取り上げるのは第1号。

(運転者の遵守事項)
第七十一条  車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
  • 一  ぬかるみ又は水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、又は徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること。十一号)
ぬかるみ又は水たまりを走行するときには、泥や汚水等を飛び散らせて他人に迷惑をかけないように、という内容です。その方法として、泥よけを付ける、あるいは徐行するといった方法が示されています。

※この汚水とはなにかという論点があったように記憶していますが、手元に文献がなく確認できません。うろ覚えですが、雨水は当然に含まれる議論であったように思われます。ここは留保させて下さい。

罰則は120条に定められており、5万円以下の罰金。過失犯処罰規定はありません。

さて、ここまでご覧になれば多くの方はお気づきになると思いますが、 多くのスポーツバイクには泥よけが取付けられないことが多い。これはどのように扱われるのでしょうか。

結論から言うと、晴天日の道路など、水はねの余地がない場合には、特に問題は生じません。
しかし、雨天時の市街地を運転する場合はこの規定に違反したとされる可能性が高いと考えられます。

近時の所謂ゲリラ豪雨をイメージしていただければ分かるとおり、日本の雨は、短時間に大量の降水量を伴うため、一時的に道路のほぼ全てが水たまりと同様の状況になることが多い。

そのような中で、泥よけのない自転車を走らせたら、後方及び側方に豪快に水を跳ねることになります。歩行者がいる道路でこの行為に到った場合、本規定に違反したとされる可能性が高いと思われます。

もっとも、これはあくまで水はねを禁止する規定であり、泥よけがないこと自体を取り締まる根拠にはなりません。十分に徐行して迷惑をかけないように走行すれば、泥よけがないこと自体は問題にはできないと考えられます。

とはいえ、泥よけの有無は水はねの程度に大きく関係するため、雨が予想される場合は、十分留意すべきでしょう。