2015/12/31

初日の出ライド計画

UKでは冬のお休みの本番はクリスマスから元旦まで、それを過ぎると平常運転モードに戻ります。
とはいえ、大晦日=New Year Eveもクリスマスに劣らずのお祭り。多くの街で花火大会(ヨーロッパでは冬のイベントという位置づけが多い)を始めとするイベントが行われます。

他方で、日本と比べて、初日の出を愛でる様子はあまり感じられません(私だけ?)。友人らの感触を探ってみても、正月は家族と過ごすか、遊ぶとしても夜まで騒いで翌日はおとなしくしているという人がほとんど。そこで、ソロ初日の出ライドを企画してみることにしました。

とはいえ、正月明けに大きなイベントを控えているため、ここでリスクを取るわけにはいきません。せいぜい100キロを目処に、帰りは電車を用いることにしようと思います。

候補地は2つ。

The Broomway



なんか海の上に線がひいてありますが、ここは正真正銘の「公道」(Byway Open to All Traffic)です。隣の島に渡るために遠浅の干潟の上にルートが設定されたということですが、現在は橋があるため、実質的な利用価値はありません。しかし廃止もされないとは面白いですね。
イギリスにはこの種の「公道」が多数存在し、これを歩くことは国民の権利とされているとのこと。実際、この周辺は実は軍用地ですが、演習で使用する場合にクローズされる以外は、通行権が確保されています。

BROOMWAY
Byway Open to All Traffic ...



イギリスにはこの種の道を用いたウォーキング文化が伝統的に存在し、なかなか廃止されることはないとのこと。場所によっては何もない農地の中を公道が走っていることになっていたりして、なかなか趣深いものがあります。

Beachy Head


もう1つの候補はこちら。南海岸に特徴的な「白亜」の断崖の上。

ここから眺める朝日はさぞ素晴らしかろうと思いますが、問題は少し遠く土地勘がない、そして予定ルートが幹線道路になってしまうこと。

New Year Eveで多幸感に溢れた(控えめ)ドライバーに夜道でひき殺されるリスクはそれなりに無視できないことから、やや躊躇されるところです。

多分行くのは前者。天気も通常通りなら追い風(イングランドは西風卓越)ですし、この程度で収めておくのが良さそうです。

2015/12/29

こんだけあれば大丈夫?サイクリングに必要な英会話


外国で、日本人以外とサイクリングする場合には、必然的に英語が共通語となります。
いつもとちょっと毛色が違いますが、今日はサイクリングの際のコミュニケーションに最低限必要な英会話を簡単にご紹介しようと思います。

Car back

後ろから自動車が来てますよ、という意味。
主に最後尾の人が用いることが多いです。

自動車の接近を音などで確認した場合は、これを叫ぶことで、前方の人にサイドに寄る等の注意を促すことができます。

Car up / down

正面から自動車が来る場合に、下り坂の先ならdown、上り坂の上ならupを用います。Front、と言うことも。

基本的に前は全員が見えている筈。しかし、長距離サイクリングでは注意力が散漫になっていることも。一人が叫んだ場合は、皆が復唱することで、集中を保つことが容易になります。

Car right / left

左右から自動車が接近している場合に。主に交差点で用いられます。

Slowing

交差点に差し掛かる、何か障害物があるなど、減速する際にはこれを叫びます。
日本では手信号等がメジャーですが、こっちのほうが速い&認識されやすい&何より安全。

Stopping

交差点で止まる場合にはこのかけ声を。

Turn right / left

交差点で曲がる際に。手信号と併用することも多いです。
グループライドの際、先頭の人が必ずしも道を把握しているとは限りません。後続の人がこれを叫んで道案内をすることもあります。

Hole

道路に陥没がある際に。発見した場合は、直前ではなく早めに緩やかに回避。可能であれば通過時に指さしながら"Hole!"と教えてあげましょう。

Slippy

道路が滑りやすい場合など。泥や落ち葉が多い、あるいは凍っている場合に。

(passing) on the right / left

後ろから追い抜く際に。「右から抜きます」「左から抜きます」という意味です。

After you

歩行者や他のサイクリストを先に行かせる場合。「お先にどうぞ」という意味です。
譲り合いが大切なことはどこも変わりません。







以上が私が日頃用いている言葉です。
もちろん普通の会話もしますが、安全のためのコミュニケーションとしては、これらが使えれば十分ではないでしょうか。

これらの多くはハンドシグナルでもコミュニケーション可能です。
しかし、ハンドシグナルは必ずしも万国共通で通用するとは限りません。日本国内でも流派があったりしますね。必然的に片手運転にもなりますし、とっさの反応には向いていません。

日本を振り返ると、対応する言葉はあんまりぱっと出てきませんね。気恥ずかしさが先立つところもあるかもしれません。しかし、ハンドシグナルの問題点を考えるに、このようなマナーは意外に有用かもしれませんね。

他に何かあったら是非教えて下さい!

2015/12/25

OAKLEY Jawboneのイヤーソックス交換(備忘)

OAKLEY Jawboneを購入して7年以上使っています。極めて基本スペックが高い設計で、ある一点を除いてほぼ不満はありませんでした。

もっとも、さすがに購入してから期間が経過し、イヤーソックス=ツルの部分のゴム が汗などで劣化。べとべとしてきたので、スペアを購入して交換することに。

スペアはJawboneのレンズを作成してもらって以来お世話になっているスポーツサングラス専門店のEau de vieで購入。元々自宅の近所であり、先日一時帰省した際に訪問。
度付サングラス・スポーツサングラスのeau de vie




カラー版のものが欲しかったのですが、黒以外は会社へ送付しての修理扱いになるということで、在庫があった黒を購入して持ち帰り。交換は自前で行うことに。

基本的にこの動画に依拠すればOK。




交換自体はものの5分もかからず終了しました。

先端部分に中性洗剤を塗って滑りやすくした上で、入りにくい場合は動画の説明の通りひねって押し込むようにすれば大丈夫ではないかと思います。

このJawboneですが、純正レンズではありません。サードパーティ、NXTの度付き調光レンズに交換しています。上のEau de vieでつくってもらいました。

以前はコンタクトレンズ+純正の偏光レンズを使っていましたが、このレンズに替えて以来、コンタクトレンズを使うことがほとんどなくなりました。これ一本でほぼ全てのスポーツに対応出来るからです。

値段は張りますが、お勧めです。調光なので、夜間も問題ありません。


2015/12/11

2020年東京五輪の自転車競技会場決定/自転車走行環境のコミットメント?

自転車競技の会場決定

Tokyo 2020 Cycling Venue Masterplan unveiled




2020年 東京オリンピックにおける自転車競技の会場については、当初見込まれていた都心開催から費用不足を理由とする紆余曲折がありましたが、12月9日をもって、正式に妥結したとのこと。

自転車競技に含まれる種目のうち、トラック系とMTBについては伊豆のサイクルスポーツセンター、ロードマスドレースとタイムトライアルについては皇居外苑(UCIの発表ではImperial Palace Gardenをスタート/ゴールとする/組織委員会の日本語発表では皇居外苑を会場とする)、そしてBMXについては有明の特設会場で行われるということです。

トラック、MTBの伊豆開催が決定 2020東京五輪の自転車競技会場をIOCが承認 - cyclist




Tokyo 2020 Olympic track cycling to be staged 120km away from capital - Cycling Weekly



海外のメディアでは、やはり東京からかなり離れた地での開催であることを強調する向きがあります。

UCIのクックソン会長は、次の通りコメントしています。
I’m convinced that this type of partnership approach, underpinned by a longer term vision, can achieve a win-win for the Olympic Family, Host Cities and International Federations such as the UCI.
このWin-winというコメント。外やらの推測ではありますが、UCIはトラック・BMXで譲歩したものの、皇居外苑にロードレースのゴールを得たことは、かなりの戦果として評価しているのではないかと。

というのも、元々のロードレースのコースは、皇居前出発、武蔵野の森公園ゴールだった訳ですが、UCI的にはここはおよそ「あり得ない」提案であったと想像するからです。

前回2012年のロンドンオリンピックでは、ロンドンのバッキンガム宮殿前を発着点とするコースが設定されました。当然観客動員の面でも圧倒的な違いがありますし、オリンピック後も、その前例を生かし、Ride Londonという形で年一度のイベントが恒例となっています。自転車競技のプレゼンスを高めるのがUCIの使命であるとすれば、このようなロンドンでの大戦果に比較すると、東京の提案が極度にレベルが低いものと受け止めていたことは想像に難くありません。

2020年東京五輪の「伊豆ベロドローム開催」に舛添都知事が理解 自転車・トラック会場問題で - cyclist




しかし、今年2月以降、当初の提示とは異なる費用節減の方針が出されたことで、この点が交渉材料になった。結果、ロードレースについては、皇居前発着というロンドンと一応同等のコンディションを確保することが出来たという流れなのではと推測しています。

トラック/MTBについてはやはり不利な結果と言わざるを得ません。

しかし、他方で、東京の都市環境を考えるに、残念ながら(元台東区民としての実感を踏まえ)トラック/MTBについてはおよそ身近なスポーツとは考えにくい。周辺部を除き、首都圏の住民のほとんどは、これら競技を自身が行う前提に欠ける。
これに対し、ロードは、都心居住者でも何らかの形で競技人口を支える母数になり得る。

そういう意味で、戦略的に見れば、ロードへ最大の注目を集めることは合理的ではないでしょうか。

費用には限りがある。その中でのWin-Winの妥協点としては評価できるのではないかと思っています。皇居前発着は、東京マラソンですら実現できてないのですから。

東京都の自転車走行環境へのコミットメント

さて、この決定を発表するUCIのコメントには、少し気になる下りがあります。和訳を付しますが、解釈上ポイントになる点については敢えて英語で残します。
As part of plans to promote every day cycling in Tokyo, the Tokyo Metropolitan Government (TMG) is working on the development of dedicated cycling routes in the city and Tokyo 2020 will work closely with TMG and the UCI to ensure that the existing commitment to create 400kms of cycling infrastructure will be implemented as part of the 2020 Games legacy.
(和訳)東京での日々のサイクリングを推進する計画の一部として、東京都は専用の自転車道(dedicated cycling routs)を都市内に整備することに取り組んでおり(is working)、また東京2020【前の文脈により組織委員会のことと思われます】は、確約済みである400キロメートルの"cycling infrastructure"の設置について、2020年オリンピックの遺産の一部となるべく、東京都とUCIと緊密に連携して取り組む(will work)ことといたします。

このうち、後段 - 確約済みの400キロメートルの"Cycling Infrastructure"については、この400キロメートルという数値目標から、次の政策を指しているものと理解できます。
「自転車推奨ルート」の整備について|東京都




ここから読み取れるのは、
約400キロメートルの自転車が走行しやすい空間
を整備するということであり、この取り組みの具体的なポイントとして、
1) 国道・都道・区市道等の区別なく、自転車が走行しやすい空間を連続させ、より安全に回遊することのできる自転車推奨ルートを設定2) 外国からの来訪者も含め、誰もが大会の雰囲気や観光地のにぎわいを自転車で楽しめるよう、車道の活用を基本に、東京の道路事情や交通事情に応じて、普通自転車専用通行帯(自転車レーン)や自転車ナビマーク・ナビラインによる走行位置の明示などを実施3) 各区市の自転車ネットワーク計画等の対象路線、自転車シェアリングのステーション位置なども考慮し、ルートを選定4) 東京都が本年4月に創設した補助制度等により、技術面に加え、財政面を含めた支援を強化し、区市道における整備を促進
という点が挙げられています。

要するに、後段の"Cycling infrastructure"は、自転車ナビマーク・ナビラインを含んだ内容といえるでしょう。この部分について、東京都が新たなコミットメントをしたとは言いにくいように思えます。

気になるのは前段です。

[T]he Tokyo Metropolitan Government (TMG) is working on the development of dedicated cycling routes in the city
is workingの意味については、現にやっているという意味のほか、近い将来にやる、という意味もありますが、いずれにしても後段のwillと比較して、意思の要素がやや薄いと理解されます。

他方で、この"dedicated cycling route"、特に"dedicated"は、"Cycling infrastructure"とは大きく意味が異なります。後者がかなり広い概念であるのに対し、この"dedicated"には専用の、という意味がある。典型的には分離された自転車道が想定されます。上記「自転車推奨ルートが予定する整備=車道の併用=とは、かなり異なるニュアンスを感じるところです。

この"is working"の意味にもよりますが、仮にこの交渉により東京都が何らかの譲歩をし、その内容が上記文言に含まれているとすれば、既存の計画の+αとして"dedicated cycling routes"が俎上に上がったとも推測できます。

この点の交渉は残念ながら外部からは窺い知れません。後段はともかく、前段"dedicated cycle routes"について何か積極的なコミットメントがあったのか、ここは非常に気になるところです。

ありそうな内幕としては、文言はこのように合意しておいて実際は解釈を曲げて有名無実化するというテクニックを使ったのかもしれません。常日頃から日本人はおよそ言葉が有する意味についての真剣さが足りないと思っており、不誠実なやり方と思いますが、お役所仕事の一つの洗練されたテクニックであることは確かです。

 東京都においては、この文言に即した具体的な説明が求められるように思えます。

2015/12/08

初ブルベ The South of Bucks Winter Warmer 2 / OSMandの設定

今回、Garmin Edge 1000のバックアップとして使用したOsmAnd。
思いの外使い勝手がよく、安心感もあったので、簡単に現時点での使用法をメモしておきます。

はじめに

OsmAndは、オープンソース方式で世界中の有志が作成している"Open Street Map"をダウンロードしてスマホで利用できるようにするツール。
単にマップを表示するのみならず、簡易ナビ機能、GPXによるルートトラッキング機能及びこれらを音声でガイドする機能が実装されています。
OpenStreetMap




OsmAnd - Offline Mobile Maps and Navigation




ソフトは普通にGoogle Playから入手。無料版と有料版があります。

マップは地域毎に分割されており、例えばUKではイングランド、スコットランド、ウェールズと北アイルランドのように別のファイルが用意されています。無料版は、この地域別のファイルをダウンロードできる数が限定されており、色々な所に行くのであれば、有料版を入手するのがいいと思います。
Google Mapと異なり、マップのファイルは端末にダウンロードされます。ネット環境の悪い海外旅行では特に重宝すると思います。

初期設定

OSMAnd

インストールしたら、まずはメニューから設定→全般設定 に進み、保存フォルダの設定を行いましょう。各自のメモリ容量次第ですが、可能ならSDカードにデータを保存する設定にするほうがよいと思います。



次に、マップデータ等管理、からマップデータ及びTTS音声指示のダウンロードを行います。

同様に音声指示もダウンロード。近時のAndroidであれば基本的にTTS音声合成が使える筈ですので、そのファイルをダウンロードしておきます。日本語でも英語でも。

TTS音声読み上げの設定

TTS(Text to Speech)で交差点の指示をしてもらいますが、この方法はAndroidのシステムを使っています。そこで、Android側でTTSを使うための設定を行います。

Androidで音声読み上げ機能(TTS)を使うための基本設定~動作テスト | TeraDas-テラダス



設定については直感的にできると思いますが、詳しくは上記記事をご参照。


最後に、全般設定に戻り、音声案内でTTS音声を選択すればOK。

コースの作成とインポート

次に、GPXでコースを作成します。これは様々なツールがあり、好き好きで選んで頂ければと思いますが、私が最近利用しているのはRide with GPS。
Map Bike Rides with Elevation Profiles, Analyze Cycling Performance, Train Better. Ride With GPS



ここで作成したマップをGPXでエクスポートします。

※有料版を契約すればRide with GPS単体でいろいろ出来るのですが、年間50ドルはちょっと高い。今回はマップ作成だけの利用。

エクスポートしたGPXは、先ほど選択した保存フォルダ直下にあるTracksフォルダに保存。

ナビ開始

GPXルートを選択してナビを開始。ナビのモードは自転車に設定。音声ガイドも同時に始まります。

音声ガイドの指示方法については、設定で様々なチューンアップが可能。例えば、指示が出ると同時に画面を自動でオンにすることも可能です。ガイドの頻度や画面のオンオフは電池の消費に関係しますので、適宜お好みに合わせて調整してください。

一つ留意が必要なのは、音声を流すチャンネルの設定。
音声ガイドを音楽として流すか、通話音として流すか、あるいは通知音として流すかの設定が可能なのですが、マナーモードの設定によっては音が出なかったりします。ご自身の環境に合わせて適切に設定してください。

あとはガイドに従って走行するだけ。

使用感

音声ガイドは、私の設定では、交差点の200メートル前、100メートル前、そして曲がる場所で指示を出してくれます。

画面を常時オンにしてマップを読んでもよいですが、バッテリーの消費が激しい上、安全面からも好ましくない。そこで、基本は画面をオフにして音声ガイドのみ、怪しいと思ったらガーミン/スマホの地図参照という用法がよいと思います。

問題点として、交差点を交差点として認識していないことが多々あります。全くマップを見ていなければ気づかず誤った方向に進行してしまうことに。もっとも、この場合はガーミンがアラートを発してくれるので、迅速に修正することは可能です。感覚的には、10%くらいそのような傾向がありました。

これはアプリの問題というより、元々のGPXの指示の問題なんでしょうか。

私の感覚として、上記のような例を除けば、十字路、三叉路、ランドアバウトのいずれにおいても、ほぼ音声ガイドだけで走行できました。

電池消費について。今回は、全区間でこれを用いたわけではなく、120キロ程度の使用。この間ほぼ画面オフで音声だけの使用でしたが、消耗した電池は20%弱。これは結構優秀では?

もっとも、コンディションにもよると思いますので、今後様々なシチュエーションで試してみようと思います。

次はCPについても読み込みたい!

ブルベのコントロールについては、現時点ではキューシートを併用していますが、ここに別途ポイントを読み込むことで、コントロールについても画面に表示が可能。

この点についてはまだきちんと調べていません。次回トライしてみようと考えています。

2015/12/07

初ブルベ The South of Bucks Winter Warmer 1

これまで、チーム/ソロでのロングライドはそこそこやってきましたが、実はブルベは体験したことがありませんでした。

現在使っているLevel Prestigeも、本来この用途に使えるように細部の仕上げをお願いしたフレーム。

日本生まれではありますが、UKにおいてようやく本来の用途に供されることになりました。

準備

今回参加したイベントはこれ。
The South of Bucks Winter Warmer, 207km cycling event from Beaconsfield, Buckinghamshire, HP9 2SE - Beaconsfield



ロンドン西のBeaconsfieldという街から南西へ向かい、一転北上、Oxford近くまで行って一周して帰ってくるコースです。

当日の天気は雨こそ降らないものの、南西の強風の予報。
場合によっては嵐とも言うべき状況になることが前日の時点で警告されていました。

余談ですが、ロンドンで西側に高級住宅街が多いのは、この地では西風が一般的だからという話。産業革命期の黒煙と生活臭を避けるために、風上に高級住宅街があり、風下に向かって工業地域等が成立したと聞きました。

私の自転車には、マッドガード、ライト2燈(Cateye Volt 300をメインにもう1つ)、リアライトが常に装備されており、さらにヘルメットにはライト1燈、リアライトを載っけています。

基本的には日帰り(数時間の夜間走行を含む)であればこれで足りるように思えました。

また、以前よりトップチューブバッグを保有していましたので、これを補給食入れに。
補修用品はツールボトルに。
サドルバッグは使わないこととしました。

ウェアは、Rouleur Classicで入手したAshmeiロングスリーブソフトシェルジャージ、Craftのロングスリーブベースレイヤー、Stravaのビブショーツ+レッグウォーマーを基本に。
気温は11度程度と安定しているので、体が温まればこれで足りますが、休憩時、雨天時及びダウンヒル用にGore-Texのウォータープルーフジャケットを併用。
最も表にはAlturaの反射材ベストを羽織るようにします。

補給食はジェルを複数。
途中には普通に街が点在しているので、こまめに買い食いをすることとし、ジェルは空腹感を感じた際のバックアップに限ることに。

ナビ。
基本はGarmin Edge 1000ですが、バックアップとしてスマホにオープンストリートマップをダウンロード。アプリはOSMandです。これに音声ガイドを付けて、画面と電波をオフにして音声のみのガイドとすることに。

狙いは2つ。

ご承知の通り、ガーミンはマップ表示時の電池消耗が激しい。そこで、基本はマップを表示させないようしつつ、この音声ガイドで不明な時にはガーミンのマップを参照することに。マップも表示できるので、ガーミンの電池が危ういときにはこちらを見ることも可能。

もう1つ、キューシート等もこのスマートフォンに入れてロードしておくことで、必要に応じて参照可能に。

スマートフォンは機内モードにしておき、基本オフラインで動作させます。これによりバッテリー消耗も抑えることを狙います。

UKでは自転車は電車にそのまま持ち込み可能なので、万が一の時の輪行袋の準備は必要ありません。

こんな感じで前日までに用意を済ませます。
当然、タイヤの傷チェック、ネジの緩み、ドライブトレイン等の調整も済み。

出発地点までは輪行。
午前6時台にロンドンMaryleborne駅(ロンドン中心部、やや西側)を出る電車に乗る必要があります。そこで、起床は4時。夜明けは8時なので、それぞれの駅との間の移動で1時間ほどライトの電池を消耗することになりますが、そこは織り込み済み。

煮詰まったら帰ればいい日頃のライドと違い、このあたりの準備・計算をすることがブルベの醍醐味なんですね。

続きます。

2015/11/21

Rouleur Classicという自転車展示会に行ってきました。

Rouleur Classic: The Road Cycling Emporium in association with Maserati




というイベントが11月19日~21日にロンドンで開催されました。
会場はロンドン橋近く、Vinopolisという鉄道高架下の展示会場を借りての開催です。

日本では、サイクルモードが最大の自転車展示会として有名ですが、英国でこれに相当するのはLondon Bike Show。ロンドン南東のドックランズにあるExcel Londonという大規模な展示場で行われます。
The London Bike Show

季節は2月ということで、ウィンターシーズン明けの需要狙いなんでしょうね。日本とはちょっと違う。


このRouleur Classicはというと、会場はごく小さい代わりに、厳選されたブランドと著名人を集め、かつ入場料を高め(30ポンド~。。。)に設定することで、混雑を抑え、各ブースを濃く体験できることをコンセプトとしているようです。

イベントは主に、

  • 著名人を招いてのステージイベント
  • TDF2015のプロチーム及び過去のエポックメイキングなバイク展示
  • 各ブランド展示
錚々たるメンバー・・・
元は倉庫なんだと思います。ウェルカムドリンクが配られてました。

ステージ及びTDFのチームバイク展示
女子世界チャンピオンLizzie Armitstead
グライペルマイヨヴェールバージョン
Ridley Noah
おなじみゴリラサドル

クリストフのヴァイキングサドル
コスタのメリダ ステムに実際に使われたと思しきメモ
何のレースでしょう?


面白い形状のハンドルですね

キンタナのキャニオン

同上

インデュラインのあれ
一番楽しかったのはTinkoff-saxoのチームシェフハンナ・グラントさんの展示。リゾットを食べさせてもらいました。シンプルなのにとても美味しい!
著書Grand Tour Cookbookにサインももらっちゃいました。今度自分で試してみようと思います。
目の前で調理!

その他諸々。参加者が少なかったのでどの展示でもいろいろと話を聞くことができました。
Canyon Ecospeedコンセプトモデル

やっぱりコルナゴの塗装はすごいすなあ

Etap with Team Wiggins ご本人は電動はあまり好きでないような気がする・・・

Etap with Canyon ブレーキワイヤーは内蔵なのでワイヤーがほぼ存在しない。未来だ。

Etapの展示
右でシフトアップ、左でダウン。両方で押し込んでフロントシフトは斬新ですが、片手運転がしにくい。
いや本当はしちゃいけないのですが。
WATTBIKE
高性能なのですが、ファンによる負荷のためかちょっとうるさい・・・


全部回って3時間程度、いかにもロンドンらしいポッシュなイベントではありますが、いろいろお話しを聞いて楽しむことができました。