2014/10/02

東京のレンタサイクル事情

ちょっと気になったので東京のレンタサイクル事業について調べてみた。

23区限定、かつ区やその委託先が関わっているのに限ると、ぱっと見た限り次の通り。


文京区 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_dokan_cycle_rental.html
明示されていないが、春日で借りて返すパターンと思われる。

台東区 http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/kotsu/jitensha/rental.html
台東区内の4箇所で受付。借りた場所以外にも返却可だが事前申出が必要。

世田谷区 http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/102/123/372/d00005236.html
世田谷区内の6駅7箇所。うち4箇所では場所をかえての貸し借り可能な「がやリン」、

渋谷区 駅前の駐輪場にレンタサイクルサイトがあるようだが、区のホームページからは見当たらず。

練馬区 http://www.nkm.or.jp/bicycle/jigyou.htm
7箇所。各サイトへの出し入れに限られるか?

豊島区 2008年まで実施されていたが打ち切り。



このうち、練馬区は、区内の駅を拠点とし、オフィスや自宅との往復に使用することを主たる目的としているのが明確に現れている。台東区はおそらくその拠点からして観光客目当て。世田谷区はちょっとよくわからない。


いずれも、特定の範囲内で行動が完結することを前提としており、観光でよくやるように、いくつかのエリアをホップしていくことは想定されていない。

結局のところ、これは事業主体あるいは委託者が区であることに根源的に由来しているものと思われる。

東京都は、オリンピックを見据えて自転車走行環境を整える施策を提示しており、予算案には「自転車シェアリングの普及促進」が挙げられている。区の境をまたいだ施策は都にしかできないのであり、是非大なたを振るって頂きたい。

このような観点から注目しているのはこちら。

NTTドコモが運営するコミュニティサイクル
江東区 http://kcc.docomo-cycle.jp/
千代田区 http://docomo-cycle.jp/chiyoda/
港区 http://docomo-cycle.jp/minato/
いずれも複数箇所で乗り降り可能、Felicaを利用した貸し出しシステム。
ただし、「借り方・返し方」を見る限り、車種・手続共に異なる模様。

ただし、このような高度なシステムが必要になることからも分かるとおり、仮に都が本気を出してやった場合、そこに要する投資額は莫大なものになる。そして当然巨大な利権が生じることになる。ここの調整には相応の政治的な手腕が必要になるだろう。できるだろうか?

もっとも、ロンドンのBarclays City Cycle、通称「ボリスバイク」は、数千台のオーダーの自転車を1つのシステムで運用している。ロンドンの自転車政策は市長のボリス市のキャラクター(首相候補ともされる)が色濃く表れているが、舛添知事はどうだろうか。