2014/05/07

一般的な自転車は、静止時は足をつかなければならないということの意味

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補助輪付の自転車や三輪車は別ですが、普通の二輪式の自転車の場合、静止した場合には、足や手をつかなければ安定しません。

しかし、これを裏返しの視点から見れば、必ず手や足をどこかに付けることが要求されているため、静止時の不意な転倒等はほぼないことになります。

一般に二輪自転車は高速で走行するほど安定し、低速域では不安定。この最も不安定な静止時に足を着く必要があることは、かえって静止時の安全性に一役買っているとも言えるでしょう。

非現実的な想定ですが、仮に静止時に自動的にスタンドが出てくる自転車があった場合、これに頼った結果、不用意な体重移動でかえって転倒することがかえって増えるかもしれません。

現に、幼児用座席付の自転車では、スタンドの安定性を過信したことによる転倒事故は後を絶ちませんでした。

この結果、道路交通法において親+子供2人同乗を認めるにあたって定められた「幼児2人同乗用自転車に求められる要件」では、「駐輪時の転倒防止のための操作性及び安定性が確保されている」ことが要求されています。
最近では当たり前になった、がっちりしたスタンドを装備した自転車は、この規定に由来しています。

歩く動作で走る!? サドルもない新しい自転車「ウォーキングバイシクル」http://news.mynavi.jp/news/2014/05/07/131/

今日目にしたのは、こんな記事。

「ウォーキングバイシクル」という、歩く動作で走る電動アシスト自転車。なかなか面白いコンセプトの乗り物なのですが、記事中の次の下りが少し気になりました。
停車中も地面に足をつける必要もなく、発進時のふらつきも気にせず走ることができる。
上記の通り、停止中に地面に足をつけることが要求されていることは、車体の安定に一役かっているところです。

しかし、その必要がなく、この車体に乗りっぱなしとなると、三輪車とはいえ、かなり不安定なのではないか。
乗っている間は直立しているわけですから、重心もかなり高い。平坦地ならともかく、斜面の場合はどうなのでしょう。

上記のような観点からは、むしろ足をつくことを要求するほうがかえって安全のようにも思えます。

最低限、ブレーキについては通常と逆のフェイルセーフ設計・・・ブレーキ解除操作をしなければ自動的にブレーキがかかるようにする・・・をしたほうがよいのではないかと感じたのでした。

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