2014/02/14

舛添新都知事の就任会見と自転車政策

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舛添知事 就任会見詳報 東京http://sankei.jp.msn.com/region/news/140212/tky14021222550001-n1.htm

「歩道、自転車道、自動車道の3車線併設」 舛添新都知事が就任会見で方針示すhttp://cyclist.sanspo.com/119964

産経新聞の記事からの引用です。
「自転車の活用も非常に遅れている。欧州のように歩道と自転車専用道、自動車専用道の3種類が併設して動くようにしたい。」
以前、各候補に「車道上の自転車レーン」の設置を公約化するよう働きかけるキャンペーンを行った、新都知事と作ろう、TOKYO自転車シティ(https://www.cycle-tokyo.com/)を紹介しました。
この発言、このキャンペーンに対する応答であると思われます。

キャンペーンのHPによると、舛添新知事は、選挙前に、「公約はしないが趣旨に賛同し、当選したら実現に向けて努力する」と回答したということ。

一般の報道レベルで、自転車政策へのコミットメントが表明される。私の知る限り、これは画期的な事ではないかと思います。
キャンペーンと新知事に敬意を表すると共に、今後の政策展開に期待します。

ただ、いつものことですが、総論賛成であっても、各論においては、皆の知恵を絞らなければなりません。

注目したいのは、舛添新知事のいう「歩道、自転車専用道、自動車専用道」の意味。
これが、現行制度における何を想定しているのか、記事からは明確ではありません。

ちなみに、上記キャンペーンは、ロンドンの例をモデルとした「車道上の自転車レーン」の設置を提言しています。
道路交通法の「自転車道」には欠陥が多い。ペイントによる車道上の自転車レーンとしてほしい。そういう含意が読み取れます(賛同者の構成からも)。

おさらいとして、道路交通法でいう「自転車道」とは・・・
道路交通法2条 3号の3
自転車道 自転車の通行の用に供するため縁石線又はさくその他これに類する工作物によつて区画された車道の部分をいう。
このように、物理的な工作物で区画される必要があります。
都心では、錦糸町付近に設置されていますが、狭い上に対面通行スタイル。
車道を比較的高速で通行するスポーツバイクにとっては、やや窮屈で危険とも言える構成となっています。

他方で、ペイントによる自転車レーンは、
道路交通法2条 7号
車両通行帯 車両が道路の定められた部分を通行すべきことが道路標示により示されている場合における当該道路標示により示されている道路の部分をいう。
(正確さを欠いていたので追記)このように道路標示(標識等)があれば道路交通法上の車両通行帯になりますが、そうでない場合は事実上の表示に過ぎません。

東京都は、すでに平成24年に「東京都自転車走行空間整備推進計画」を策定しています。この中の36ページでは、まずは幅が確保できれば自転車道へ、というフローが示されています。

上記キャンペーンは、このフローが本当に望ましいのか、という問いを投げかけたものと理解しています。はたして舛添知事はどこまで考えているのか?注目しています。

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