2014/01/27

自転車に幼児を乗せる

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親が子供を自転車に乗せて移動する。自転車のニーズのうち、大きなウェイトを占めていると思います。

しかし、どうしても不安定なのは事実。この記事は子供が自転車ごと転倒した際の危険についての記事。停車時に乗車させっぱなしは論外ですが、乗車中もかなり不安定なのではないかと思います。
関係するのが、しばらく前に制度化された幼児2名乗車。過去の#aminocycloでもご説明しました。おさらいすると、


  • 道路交通法57条2項で、公安委員会は、軽車両の乗車定員を定めることができる。
  • これを受けて、各都道府県は、道路交通規則により、乗車定員を定めている。
  • 東京都の場合は東京都道路交通規則10条。原則として運転者以外乗車できないが、以下の例外
    • 16歳以上の運転者が幼児用座席に幼児1人を乗車させる
    • 16歳以上の運転者が幼児2人同乗用自転車に幼児2人を乗車させる
    • 16歳以上の運転者がバンド等で確実に幼児を背負った場合は、運転者の一部とみなす。ただし、幼児2人同乗用自転車を使って乗せている場合は、このルールは使えない。幼児2人同乗用自転車に幼児2人のせて、さらに背負うのは無理。
すごい細かいことですが、実はこのルール、都道府県によって違います。
東京都では上記の通りで、これによれば、幼児用座席が1つしかない自転車についても、背負った上で幼児用座席に乗せる方法での幼児2人乗車は可能。警視庁の説明(←「幼児2人の同乗ができる場合」)でもそうなっています。

しかし、例えば京都府では規定が異なります。
京都府道路交通規則9条では、次のように定められています。
  • 2輪の自転車又は3輪の普通自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
    • (ア) 16歳以上の運転者が、幼児(6歳未満の者をいう。以下同じ。)1人を幼児用座席に乗車させ、又は背負い、ひも等で確実に緊縛している場合
    • (イ) 16歳以上の運転者が、幼児2人を幼児2人同乗用自転車(運転者のための乗車装置及び2の幼児用座席を設けるために必要な特別の構造又は装置を有する自転車をいう。以下同じ。)の幼児用座席に乗車させている場合
    • (ウ) 16歳以上の運転者が、幼児1人を幼児2人同乗用自転車の幼児用座席に乗車させ、かつ、幼児1人を背負い、ひも等で確実に緊縛している場合
この書き方だけだとわかりにくいですが・・・
要するに、この規定では、幼児2人乗せは、背負うか、座らせるかに関わらず、幼児2人同乗用自転車でしか認められていません。一般の自転車で、幼児時用座席+背負うは不可。
京都府警の説明の「こんな乗り方は違反です」でも、そのように紹介されています。

東京と京都の違い、おもしろいですね。自家用車を持ちにくい東京の事情も反映されているのかもしれません。


ただ、最近ちょっと気になる点が。
この幼児2人乗車の議論は、警視庁が車道通行原則を徹底する方針転換をするちょっとまえの話で、歩道走行が当然の前提になっていたものと思われます。
現在でも、子供を守るという名分で歩道走行は許される(ただしいつでも止まれる速度)はずですが、今後車道走行の原則を徹底する上で、このような利用者層との関係をどう整理するのか、少し気になるところです。

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