2014/01/07

#ainocyclo 2013.12 訂正&補足「CO2インフレーターは飛行機に持ち込み可なのか?」→「可です」

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2015/8/11 本記事掲載から時間が経過しましたので、下記の点も含めて飛行機輪行に関する情報をまとめました。

#aminocyclo: 飛行機輪行まとめ CO2インフレーターその他の持ち込み可能物品や、破損の場合の賠償について



この記事も併せてご覧頂ければと思います。


こんにちは。
今日は、#aminocyclo 2013.12の訂正&補足です。


お題は、「CO2インフレーターは飛行機に持ち込み可なのか?」

#aminocyclo 2013.12の航空輪行に関するご説明(p15)において、CO2インフレータ-は持ち込み不可とご説明しました。
すると、当日、対面(東P-46a)にいらっしゃった沙杏院project.さんに、CO2インフレーターは持ち込みOKですよ!とのご指摘を頂きました。
どうやら、あるタイミングで取り扱いに変化が見られたということ。

おもしろそうなので、ちょっと調べてみました。
通例とは異なりますが、以下調べた順序そのままに。

JALホームページの記載/一見すると不可

まずは何よりJALのホームページの基準です。
うーん。。。。CO2インフレーターは、おそらくガスシリンダーに該当。
しかし、これらは、医療用又は救命胴衣にくっついているものを除いて、持ち込みも預けることも不可のように読めてしまいます。

国土交通省の説明/50ml以下の炭酸ガスシリンダーならOK!

どうも腑に落ちないので、リンク先、元締めの国土交通省のHPへ移動。
すると、次のようなページを発見。
危険物であっても航空機内への持ち込み又はお預かりができるもの(PDF)
この中に・・・ありました!
膨張式救命胴衣以外の装置に用いられるガスシリンダー(区分番号が 2.2 の炭酸ガス又は高圧ガスであって一容器あたり 50mℓ以下のもの)

CO2シリンダーのサイズは、89mmx21mm(x21mm)。概ね36ml強ということで、この範囲に当てはまりそうです。これなら、4個まで輸送可能。

取り扱いの変化はいつ?/平成25年1月1日適用の別表18の改正履歴

気になったのは、「取り扱いの変化があった」という点。
実際、現在も、JALのホームページにこのような記載はありません。もしかしたら、国土交通省の基準の変化に対応していないだけかも・・・?
ここで目に付いたのが、上記「危険物であっても航空機内への持ち込み又はお預かりができるもの」のPDF下部にうっすらと記載された「平成25年1月1日適用」の文字。

この表は、航空法施行規則第194条を根拠に、国土交通省が持ち込み基準を定めた「航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示」の、別表18です。
ということは、国土交通省のHP等で、告示の改正履歴を探れば、いつ取り扱いが変化したのか、わかるかもしれません。

平成21年段階の別表18には記載なし/改正提案は、平成24年11月にパブコメが行われた

そこで、まずは「航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示」の全文を探したところ、平成21年段階のものが見つかりました。
予想通り、この時点の別表18には、
膨張式救命胴衣以外の装置に用いられるガスシリンダー(区分番号が 2.2 の炭酸ガス又は高圧ガスであって一容器あたり 50mℓ以下のもの)
という記載はありません。
そこで調べたのが、「パブリックコメント」。国土交通省がこのような告示の改正を行うときは、行政手続法39条の定めに従い、一般の意見を聞くことが要求されています。
平成25年1月1日適用の別表で、直近のパブリックコメントを探したところ、見つかりました。平成24年11月7日にパブリックコメント手続が行われています。

この別紙、2.改正の概要の(7)に、目指すものを発見。

(7) 搭乗者が携行できる物件の追加等(別表第18関係)
輸送許容物件のうち、搭乗者が携行できる物件として、防漏型蓄電池及び50ml以下のガスカートリッジを有している装置等を追加する。また、喫煙用ライターのうち、特に燃焼力の高いものは、意図しない着火を防止する機能を有していない限り持ち込みを禁止する等の改正を行う。
このように、平成24年11月7日にパブコメに付されたこの改正案が成立したことにより、CO2インフレーターのボンベは持ち込み可能になった、ということのようです。

なんでこの改正が?/国連の機関で、自転車用インフレーターを外すための基準改正が行われた

ではどうしてこのような改正が行われたのでしょうか。パブリックコメントの文書によると、国際民間航空機関: International Civil Aviation Organizationの危険物パネル委員会(ICAO-DGP)において合意されたICAO-TIの改正案が発効することから、これにあわせるために改正が企図されたということです。

そこで、DGPの記録をあさったところ、モントリオールで2011年10月11日から21日まで行われた会議のWorking Paper(PDF)を発見。この3.2.48に次の記載を見つけました。下線部は私。
A proposal to expand the current provision for self-inflating life jackets containing carbon dioxide or another Division 2.2 gas to include other applications such as motorcycle and equestrian safety vests and inflation kits for bicycle tyres was discussed. Based on the type and size of gas cylinders used for these applications, it was suggested that other devices containing no more than four small cylinders be permitted. Two alternatives were provided in the proposal. The first expanded on the existing provision by adding an additional provision for four small cylinders. It also included a water capacity limit. The second removed the specific reference to self-inflating life jackets and increased the number of small cylinders permitted from two to four. There was some support for the second option, but many had difficulty with the lack of a specific size limit. The first alternative was agreed.
ここに記載の通り、まさに自転車用のインフレーターを外すために議論が行われ、持ち込みが認められたという経過があったのでした。ICAOサスガ!

まとめ

以上の次第で、CO2インフレーターは輸送不可、とした点は、誤りです。謹んで訂正させて頂きます。
情報提供を頂いた沙杏院project.さん、ありがとうございました!

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